毎週金曜日に放送しているアナザースカイ。今週は作家の辻仁成でした。「冷静と情熱のあいだ」や「さよならイツカ」を読んで、文章が美しかったのを覚えています。
辻さんはパリに移住して10年。司会者に「よく移住しましたね。帰ろうとか思わなかったのですか?」と聞かれ、
『移住を決めて頑張ろうと思った国。結果って1年や2年じゃでないですよね。観光じゃないし。暮すという事はそういう事。中途半端に投げ出すことはできない。』
なんだか心に響きました。結果は1年や2年じゃでない。そうだなぁ。。異国で暮すということはそういうこと。コツコツと頑張る。私もシアトルに移住した身!時間がかかってもいつかシアトルがホームと思えるようなるよう、こっちでの生活を頑張るぞ。
私はパリに観光で行ったのですが、辻さんも番組内で凱旋門の回りを運転したり、オルセー美術館でゴッホの絵を見にいったりしていました。私も1人凱旋門の上まで行ったし、オルセーも迷子になりながら歩いて行ったなぁ。懐かしかったです。ヨーロッパはアメリカにはない建築や美術で国の歴史を感じます。また行きたいなぁ。
辻さんはその他にも色々おもしい事を言っていました。知らなかったけど、昔「ZOO」を歌っていたミュージシャンでもあるんですね。映画監督もやってて。すごいなぁ。人間やろうと思えばできるもんなんですね。
『作家、ミュージシャン、監督をいうジャンルの囲いをとっぱらって、自分の中にある表現のスパイスを練り合わせれば、新しいジャンルが生まれるしおもしろいですよね。自分は冒険家でいたいんですよ。冒険家って出発した先を見失ってしまうまで行かないと、新しい大陸は発見できないですよね。自分は今どこにいるんだろうと思うけれど、自分が今どこにいるか分かっていたら何もできないと思う。』
『小説書くときは、寂しくないと書けない。歌うということは、生きているということを出す。撮るということは、人は泣いたり悲しんだり喜んだり笑ったり、悩んだり苦しんだり色々するけど、そういうものを映したい。』
『パリは生活地ですね。自分がここで生きていこうと決めた土地ですから、自分が納得するまで生きていこうと思います。』
海外で生活するということ。そしてアーティストであるということ。新しい事にどんどんチャレンジしていくということで、すごくタメになる回でした。刺激的だったなぁ。